CUBASE

CUBASEとはスタインバーグ社シーケンサーソフト。最近、この手のソフトはデジタルオーディオワークステーション(DAW)って言うらしい(要は、音楽作成/自動演奏ソフトね)。このソフトのディストリビュータをやっているStainberg Japanの人から話を聞く機会があった。音楽制作の歴史とか、楽曲の作り方とか、いろいろ興味深いことをきいたが、思ったことをひとつ。
このCUBASEというソフトは本体の他に「VST」というプラグインの規格を開発していて、3rdパーティに開発ツールを「無償」提供している。それにより、3rdパーティはCUBASEに対応した、「ソフト音源」や、「ソフトエフェクター」を比較的安易に提供(無料、有料いろいろ)することができる。このプラグインは、本体ソフトの価値を何倍にも引き上げ、ソフト本体が今の市場に受け入れられた要因のひとつになっていると思う。よいソフトができて、それに接続するためのIFが公開されると、そのIFを使って儲けようとする3rdパーティが現れて、ソフトの価値を上げ、お互いWIN-WINとなる。いいか、悪いか、このVST規格は、競合ソフトや、もっと安価なシェアウェアシーケンサソフトでも対応してするようになってきている。がちがちではなく、「余裕」(外部とのIF)を持つ物は、うまく市場に溶け込む可能性が高いのかも知れない。「余裕」の感覚が難しいところであるが....。